ある不動産会社では、売却もされないうちから、手数料もしくは広告料の名目で50万円などの多額の費用を徴収し、ほとんど何の活動をしないまま十何年も過ぎているような案件が散見されます。
また、最近では不要の別荘地を有償で引き取ります、と言いながら、処分費〇十万円、5年～20年分の管理費の前払いを要求され、法外な費用を請求されています。うぐいすの森の場合だと土地のみで15万～60万円の管理費の前払いを自治会でなく、その会社に前払いしながら、自治会には収められていないという状況が判明しました。結局別荘地自体は１万円かそこらで「売却」した形態を取っているものの、売却どころか百万近いお金を支払わなければなりません。下はある会社の別荘地引き取り料です👇
一方、国は相続した不要な不動産を引き取る制度「相続土地国庫帰属制度」を始めましたが、一定の費用（20万円）が課されます。会員の中にも色々とアプローチした方もいるようですが、結局管理費を払わなければならない不動産は対象外ということで途方にくれて自治会に相談された方がいます。
本自治会においては、１０年以上前に会員から、「不要となったので自治会に無償で譲渡したい、処分したい」との依頼が僅かですがあり、個別案件として処理し、理事会ではルール化していませんでした。本年度の理事会においては、特に未納管理費がある会員を対象に請求書と共に、自治会への無償譲渡、有償譲渡についてご相談を受け付けたところ、１１月からの２か月間で１０件以上の相談が持ち込まれ、すべて会員を始め、希望者に譲渡することが決まりました。
会員の方からは「これで管理費を払い続けるという義務を子供たちに負担させないで済んだ」「未納管理費があることは気になっていました。これで肩の荷が下りました」「年金生活だから本当に助かります」など感謝の言葉が聞かれます。皆様別荘を購入された方々ですから、本来はきちんとされた方々であり、悪意で、もしくは故意に未納状態をそのままにしていたというのではなく、やむを得ない事情などがあったものと思われます。皆様、ライフステージの変化と共に別荘地が不用となり、希望通り以後の管理費の納入義務から解放されたということで大変喜ばれています。
理事会では会員からの無償譲渡依頼についての対応をルール化し、手順を定めました。譲渡希望の会員の物件は自治会館内に掲示、及びHP上で告知し、希望者を募り、複数ある場合には、今後確実に管理費の徴収が可能であるかどうか、理事会判断で譲渡先を決定しています。希望者がどなたもいらっしゃらないという場合には、来年６月の総会決議を経て、自治会が無償で引き受けることも可能になる予定です。
自治会にご相談いただいた場合には不動産屋さんなどの場合と違い、処分料、手数料など一切いただきません。ただ、未納管理費がある場合にはその清算をお願いしています。しかしそれも難しいということでしたらご相談ください。
一方、有償で譲渡したいとの希望であれば、別荘地内に事務所をもつ宅地建物取引業者丸代商事さんに依頼し、仲介してもらいます。
詳しくは自治会にメール（admin@uguisuno-mori.org）か、電話でお問い合わせください。
別荘買い取り業者に処分をお考えの方はまず自治会にご相談ください。 自治会が間に立ち、会員相互で譲渡できるようにしますので、 どこよりも優位に処分できます。
四季折々の美しいうぐいすの森
